研究の概略図
上図は,我々の研究目的,手法,解決すべき重要課題および工業応用の概略図です.
系に異種界面を包含し,バルクとは異なる分子流動場を制限ナノ空間として統一的に捉え,境界条件や拘束条件下で発現する新奇な物理・化学・生命現象を見出すとともに,これらの理論並びに実験の両面からの解明を目指しています.
下図は,分子流体力学の理論背景です.
流体を記述するNavier-Stokes方程式やBoltzmann方程式から量子を記述するSchrödinger方程式までを融合し,マルチスケール・マルチフィジックスを自己無撞着にかつ実用精度で取り扱うことを目指しています.
理論背景